先日、そろそろ蚊に用心しましょうという記事をアップ
そうしたら「どうしてリンパ浮腫の人は蚊に刺されては
いけないの？」という質問を受けました。

リンパ浮腫の人がなるべく蚊に刺されないよう注意する
必要がある理由は２つあります。

１）ひとつは、蚊の媒介するリンパ系フィラリア症の存在です。
西郷どんがこの病気だったらしいです。しかし日本では
50年ほど前に根絶されました。
 

２）もう一つは、掻き壊しです。
蚊に刺されて痒さから掻きこわすと、蜂窩織炎を起こすことがあります。リンパ浮腫患者は
蜂窩織炎を起こしやすいのです。しかも蜂窩織炎はリンパ管にダメージを与えます。
ですから、蜂窩織炎になるのを避けるために、虫刺されに注意する必要があるのです。

今週末（20日土曜日）開催の「がんと運動全国
キャラバン」in 九州・長崎 について、補足情報！

今回座学をご担当の石井瞬先生は、がんリハビリにかねて
より積極的に取組まれており、運動担当の山田さんとも
がん看護リハビリの研究会で意気投合されたそうです。

実は、日本のがん治療は世界トップ水準と思われますが
治療後のリハビリちょっと弱い。そんな中、治療後に
リンパ浮腫など不具合を抱える方にとって石井先生は貴重
な存在だと思います。この機会に是非聴講してください。

患者だけでなく家族も誰でも参加可参加費無料 

遠方の方はYou tube視聴も可能です。
詳しい情報／お申し込みはコチラ　

そろそろ蚊に注意という先日の記事に少し補足します。

＊家の中の虫さされ注意　　
成虫のまま越冬する「イエカ」という種類がいます。

すでに活動を活発化させていると思われます。靴箱などに
潜んでいるとか？家のなかでの虫刺されご注意くださいね。

＊短いソックスは避ける

蚊は足の常在菌の出す物質に惹きつけられるとか？短いソックスは

蚊をユ～ワクしているようなもの。ハイソックス以上がお勧め（コチラ）

＊虫除け薬は、最後に！
紫外線もすでに強まっているので日焼け止めも必要。この時、塗布の順番が重要です。
虫除け薬は、空気に触れることで効能を発揮するので、一番最後に塗ってくださいね。

少し気をつけるだけでリスクを大幅に減らせるので、参考にしてください。