冷やせばよい、というものではない!

日本がんサポーティブケア学会に参加中です。
この学会、まだ第2回というのに、中にたくさんの部会が
あり、それぞれで興味深い発表がなされているので、
どれをきいたものか、と右往左往・・・

その中で今日は「神経障害部会」を聴講。
私も治療後2年半ほど神経障害(足先の痺れ)に悩まされましたし、

お客様からも問い合わせが多いのです。

すると、パクリタキセルで治療中の患者に朗報が!
手・足を冷やすことで、痺れをかなりの程度予防できるそうなのです。

「おおお、素晴らしい!これで多くの人が痺れの悩みから
解放される」と思ったのですが、世の中そう甘くはない!

そもそも、それには特殊なグローブやソックスが必要で、
さらにそれをマイナス30度まで冷やすための業務用冷蔵庫が必要。
こんな条件を備えた施設はまだまだ少ないのです・・・

「冷やすことで痺れが予防できる」という件だけをネットで読んだ
患者さんが、家庭用冷蔵庫で冷やしたケーキ用の保冷剤で試したら
「効果がなかった!!」という怒りの投稿もあったとか?

その上、すでに起きてしまった痺れを改善する効果も期待できない
らしいのです・・・

という訳で、冷却が痺れ治療の救世主となるには、まだ道のりは
遠そうです(涙)
とはいえ、これからパクリタキセルの投与をうける方は、
病院で超低温(マイナス15度でも効果が出たという報告もある)になる
冷蔵庫があるか?冷却用のグローブやソックスがあるか?聞いてみる
価値はありそうですね。

こちらの記事もご参照を!
https://www.j-cast.com/healthcare/2017/10/23311532.html