ウィーン物語 3C の衝撃!

3Cの衝撃って、何?ステージのことではありませんよ。
(先生に3Cと告知されときはショックをうけましたが・・・)
今一度ウィーンの学会のことを復習していてアメリカの研究者の

プレゼンを思い出したのです。その研究者は、


Cure  = 治療(積極的にがんを叩く)
Control= コントロール
Comfort= 心地よさ(QoLの維持) 

 

がんの治療では、この3つの“C ”のバランスがとれていないと
ダメだと明確に指摘なさいました。

日本では、まだまだ“Cure”のみに焦点があてられることが多い
ので、その指摘には衝撃を受けました。


Cureの努力がComfortにも直結すれば問題はないのですが
がんの場合は、必ずしもそうではありません。(他の難治性の

病気も同様かもしれません)むしろComfortと反比例し、
時にはComfortに致命的なダメージを与えることすらあります。

 

私も初発治療は、薬が効きやすい組織型だったこともあり“Cure”
がウェイトの殆どをしめておりました。おかげで生還でき、
長い無病期間を享受できているので、文句はありません。

しかし再発した時はどうするか? 初発のときのComfort の
犠牲の大きさを思うと、再発した時は、3Cのバランスの

取り方について、再度主治医と話し合う必要があると
考えています。
でも、これは、突き詰めると自分の価値観や人生観に関わって
くるので、果たしてできるかな~?