医療用弾性ストッキングはココが違う!

 これまで、リンパレッツでは何度も
「医療用専門メーカーの商品は品質が違います」と

宣伝してまいりました。

ところが、友人から「何が違うかよくわからない、
値段だけじゃないの?」と指摘されてしまいました(涙)
あらま~、ショック!!

そこで医療用ストッキングについてご説明します。

*医療用弾性ストッキングの機能
医療用弾性ストッキングは、脚に適切な圧迫を加えて

血液・リンパ液の体幹への環流を促し、腰や腿からの

逆流を防止し、静脈瘤やリンパ管の機能不全に起因する

症状の悪化をくいとめます。

 

圧力を加えるのに、体液の環流が促されるの?
ホースの先をつまむと水流の勢いが増すのと同じ原理です。

また、途中で環流が妨げられないように圧迫力が

足首>ふくらはぎ>膝>腿 と段階的に減圧するように

設計されています。

 

更に、適度の圧迫+下にいくほど加圧=故障して開いた
静脈の弁が閉じ、逆流を防ぐように作られています。

どうです?このストッキング、ただ者ではありませんよね?
計算された作りの医療機器ですよね?



*編み方が違う

 医療機器として認められたストッキングは、機能を長時間

安定して発揮できるように、圧力を縦糸と横糸の両方でコント
ロールします。それを可能にするためかかとのところから
編みはじめるのだそうです。
また、圧力が足首>ふくらはぎ>膝>腿となるように、

減圧の割合も機能発揮に適切になるように編み上げるため

コストがかかります。これがお値段の一因です。

 

*サイズ設定が違う!
サイズ表からおわかりいただけるように、医療機器としての

機能発揮ができるように、細かくサイズがわかれています。

レックスフィットですと2~4センチきざみで4段階、
RAL規格の製品(Juzo/シグバリス/ベノトレイン)ですと
2~3センチ刻みで6段階のサイズ設定がございます。


**圧迫力が違う!

医療用ストッキングで最も需要のある圧迫力(クラス2
ノーマル圧)は40hPa(30mmHg)または43hPa(32mmHg)です。
ドラッグストアの製品ですと、最高圧でも35hPa(MQttO)又は
34hPa(Qttoスリム)です。スーパーで売っているサポート

タイプは最高でも15hPaくらいですから、かなり強いのが

わかりますよね。

 

ただ強ければよいというものではありません。

使用目的にあうことが大切です。軽症の静脈瘤の方、痛みのある方、
リンパ浮腫予防目的の方、手の力の弱い方のために弱圧(27~28hPa,
20~21mmHg)の設定もございます。

 

*何を基準に選べばよいの?

では、多くの選択肢から何を基準に選べばよいのでしょうか?

医療用ストッキングの機能をじゅうぶんに発揮させるには、脚の周径のサイズ
が合った
製品を選ぶのが重要です。特に足首の周径が重要です。足首を適切に
圧迫することに
より、血液・体液環流の補助、逆流防止の機能が発揮されるのです。


因みに一般の製品は、webでは周径サイズの情報が得られませんでした。
痩身目的には十分でありましょう。でも、医療目的でしたら、どうでしょうか?