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規格の意味は?デニール/ mmHg/ hPa

3月17日に「規格の違いは国民性の違い」という
記事をアップしたところ、こんな質問をいただきました。

「ストッキングといったら“デニール”だと思っていましたが

この表にはデニールが出てきません。どう違うのですか?」

では、お答えします。

デニールとは、糸の太さの単位です。ただ、断面の周径
ではなく9000mあたりの重さ(g)を表示したものとなります。

(詳しくはコチラ

一方先日の表で使われているmmHg(ミリハーゲー/ 水銀柱

ミリメートル)は圧迫力をあらわします。

「1mmHg=高さ1ミリメートル水銀柱が与える圧力」だそうです。

(全然わからないけど)

 

両者の表示するものは全く別物ですから、同じ20mmHgの圧迫力の
ストッキングでも、30デニールや70デニール(例えばの数字です)
ということが起こり得ます。もちろんデニール数によって肌合いも
変わってきます。

医療用弾性ストッキングは、圧迫力が決め手ですから、mmHg
(またはhPa)は必ず表示してありますが、デニール数までは表示が
ない場合がほとんど、これが試着が重要になってくる理由です!!

因みに、専門店以外で売っているストッキングによく表示してある
hPa(ヘクトパスカル)も圧力の単位です。1mmHg≒1.33 hPa   
15mmHg≒20 hPa ヘクトパスカルのほうが数字が大きくなります。

他のお店で購入するときは単位をよく見てくださいね。
20と書いてあるものを購入したらhPa表示だったという事はありませんか?
この場合、期待した圧迫力が得られないだけでなく(上記換算参照)
療養費還付も
受けられません。(保険の対象は 20mmHg≒26.66 hPa 以上)