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弾性着衣の保険適用 補足その2!

 

*指示書は、どの病院/クリニックで書いてもらえるのか?

 

お客様から「○Xリンパ浮腫外来が3ヶ月先まで予約がとれないので

近所のクリニックにお願いしたら認定医療機関ではないからダメ

と断られた」いうご相談がありました。

事情があって購入をお急ぎなので、「今回は自費で購入するしかない」

と思っていらっしゃるご様子。


情報発信基地を自負するリンパレッツ、そこでいろいろ調べてみました。

まずはネット、次に厚労省に電話をかけ保険局へ、最終的に「そういうことは自治体の
地方厚生局に聞いてください」と言われ昨日はそれでタ~イムアップ!

 

そして、今日は東京都の地方厚生局に電話を入れたところ、懇切丁寧に回答していただきました。

問題の

保医発 第0321001 平成20年3月21日

厚生労働省保険局医療課長発

「四肢のリンパ浮腫治療のための弾性着衣等に係る療養費の支給における留意事項について」

 

の記述内容に始まり、それに関連する通達等々をくまなく調べて下さったのですが「指示書は
保険医
さんでしたらどこの医療機関でも発行できますよ!」との事。

つまり“がんは東京で治療し、LVAの手術は広島で受け、指示書は近所の○○整形外科で

もらう”ということが可能なのです。その場合、ご近所の医療機関には「保険医」以外の
特別の資格は必要ありません。


お引越し、家族の介護、手足の状態の変化などで、がんの治療をした大病院や

リンパ浮腫外来のある中核病院まで半年に一度通院するのが困難な方は、ご近所の

整形外科・形成外科・血管外科・乳腺科などの先生にお願いして書いていただきましょう。


また、がん治療後には、いろいろな原因で浮腫みが生じることは前回も申したとおり。
指示書をきっかけに、ご近所に浮腫みについて相談できるかかりつけ医を一軒作って

おいてはいかがでしょうか?