
令和2年の診療報酬改定、ずいぶんと多岐にわたっています。
(下のPDF参照)リンパレッツのお客様にとって特に関係があるのが
98 / 102/103ページあたりでしょうか・・・
*102ページ がんリハビリテーションに関する規定
対象疾患基準から治療内容基準に改められました。
これにより、規定になかった種類のがんの患者さんも
リハビリが受けられるようになりました。
詳しいでしょ?実は、旧規定では婦人科がんの記載が無かったので、入院中リハビリを
断られた経験があるのです!!ちょうど「入院中からのリハビリが社会復帰を促進する効果」
が話題となっていたので、ショックでした。これからは堂々と受けられるゾ!
リンパ浮腫の方も、適用対象が変わりました。
旧規定では対象となるがん種が列挙されていましたが、それが一般的な「悪性腫瘍」に
改められました。その結果、大腸がん等でリンパ浮腫になった方も対象になります。
一方で懸念もあります。
「リンパ節郭清を伴う悪性腫瘍の手術」という文言が指示書に明記されたのです。
しかし、リンパ節郭清をしなくても、放射線や抗がん剤治療でリンパ浮腫を発症
する方が一定数いらっしゃいます。しかも、トレンドは「なるべく郭清しない」
方向に向かっています。
郭清の有無に関係なく、リンパ浮腫はケアは必要です。
どうなるのでしょう?今後の運用を見守りたいと思います。
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