· 

検診の落とし穴

昨日、卵巣がん啓発月間の記事を書いたら
「卵巣がん検診の受診率があがるとよいですね」
というコメントを頂いてビックリ、がっかり・・・

 

そういえば10月の乳がん啓発月間も正しい知識

普及はどこへやら、「マンモ検診の受診キャンペーン」
に堕した(40歳以下にまで勧める)感がある

そこで“検診の落とし穴”について注意喚起したい
*まず、卵巣がんについては、定期検診の有効性が
確認されていない事に注意が必要
新しい技術が導入されれば変わるかもしれないが

子宮がん検診を受けたことで「卵巣もチェックずみ」と誤解する人がいる
さすがに最近は「婦人科検診」なんて曖昧な言い方はしないけれど、それでも勘違い

さんは結構いる。胃の検診で大腸がんが発見できると思う人はいないのに、何故?

 

*そして、これが最も怖いのだが、検診をうけたことで安心してしまう人が多いこと

卵巣がんには進行の早いタイプがあり、検診の合間にステージ3/4にまで進行する
ことも少なくない。検診を避けてきた私が言えた柄ではないのだが、例え卵巣を
チェックしてもらい「異常なし」の判定をもらっても安心はできないのだ・・・

では卵巣がんを早期発見するにはどうしたらよいのか?
*婦人科検診を受けるなら自ら申し出てエコーで卵巣も診てもらうこと
できれば婦人科腫瘍の専門医がよい


*検診で異常なし判定を受けた後でも・急激な中年太り ・異常な倦怠感
・検査で異常が発見されない胃腸の不調がある場合は婦人科の受診を勧める。
お腹のなかでがんを成長させてしまった苦い経験からの提言です!!