ウィーン物語4 タンゴがお勧め?

サポーティブケア学会だけあって、どんなリハビリが
有効かも盛んに話し合われていました。

まあ、想像したとおり、ヨガ・ピラティス・ウォーキング
が多かったのですが、アメリカのドクターは

「私はタンゴを踊ることを特にお勧めします!」

 

プレゼン終了後のQ&Aでは当然ながら

「なぜヨガ・ピラティスではなく、タンゴなんですか?」
という質問(ツッコミ)も・・・
その答えがふるっていて

「私が好きだから」

「えっ?学会でこんな理由付けしちゃっていいの?」
と驚くワタシ。会場からも失笑が・・・

 

しかし、モチロンお勧めの理由はそれ以外にもありました。

治療後には世界中でリハビリと体重管理のため運動が推奨

されており、ヨガ・ピラティスをする人は多いのですが、

心得のある中級者以上ならともかく、治療後に始めた初心者
だと少し刺激が不足するようです。

また、ヨガ・ピラティスですと、初心者のうちは動きが

ゆっくりなので、退屈してしまうことも多いとか。

 

その点タンゴですと、初心者でももう少し強い刺激が

入り、音楽もアップテンポで楽しいので、大変よい効果が

得られたそうです。

 

たしかに、アメリカは日本と比べ物にならないくらい肥満の
問題が深刻なので、いくらか強めの刺激でダイエット効果の

あるリハビリが必要そうですね。

 

さらに続けて、「指導者はどうやって見つけるの?」という

質問に、プレゼンターは

「私は、私の先生に教室開催をお願いした。同時にコミュニ

ティーセンターにかけあって教室のための場所と機会提供を

してもらった」との説明。

これだけ用意してもらえれば「やってみようかな?」
と思いますよね。

 

 

ところで、リンパレッツのお客様にも、ダンスが趣味の方がいらっしゃいます。

そのなかには、先生や看護師さんに禁止されたわけでもないのに、術後

「ダンスはやめました。こんな身体でもう踊ってはいけないので・・・」

という方もチラホラ。
でも、ダンスは、リンパのたまりやすい鼠頸部や内転筋に刺激が入りますので

リハビリとして非常によいのです。
無理は禁物ですが、中断なさっていた方は、是非レッスンを再開なさることを
お勧めします。

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コメント: 2
  • #1

    りら (月曜日, 16 7月 2018 16:07)

    私は、今のところ鼠蹊部のみのむくみです。
    ヨガはすでに始めたのですが…
    タンゴですか⁈
    ちょっとハードルが高いですね〜(笑)

  • #2

    Hirose (水曜日, 18 7月 2018 03:43)

    ダンスは、タンゴに限らず、どんなダンスも楽しいし、結果的に運動になっているし、さらに追求してみたいと思えば、自らストレッチやら筋トレもするし、脳トレ(ケモブレイン対策)にもなるし、仲間もできるし、がん患者さんのリハビリには、非常にお勧めできるものと思います!! なので、キャンサーフィットネスでも、チアをはじめ、キャンサーフィットネス教室では、ダンスフィットネスも入っています!タンゴは、ちなみに、高齢者のためのケアとして、タンゴセラピーというのがありますよ!老人ホームで行うために、レッスンに行ったことがあります。リズムを取る、覚える、触れ合うということが、よいようです。